単数形と複数形の不思議な世界

日々の勉強

日本語を使っていると複数形は特定の場合にしか使わないと思います。「彼ら」とかそういう場合。机の上にペンが1本だろうと2本だろうと、「机の上にペンがある」としか言わないよね。強調したい場合は「机の上にペンが2本ある」って言うかもしれないけど、「ペン達」とは言わない。

AI英会話アプリで英語を学習してると単数形と複数形を間違えると、ほぼ必ず指摘されます。普段日本語では意識してないので、私は気づき難い…そんな話です。

食べ物などで種類全般を指すときは複数形

例えば、

“Do you have a favorite fruit?”

…と言われたら、「好きな果物(の種類)はありますか?(回答は1種類のみ)」と尋ねられている。

とりあえず、「リンゴが好きです」と答えたかった場合、

“I like apples.”

と複数形になる。「果物の種類の中で1つ挙げるなら、リンゴという種類が好きです」というニュアンス。

余談だけど、”Do you have any favorite fruits?” と言われたら、「好きな果物(の種類)はありますか?(複数回答OK)」というニュアンスになる。*fruit は不可算名詞だけど、状況によっては複数形を使うこともある

food は不可算名詞だけど、場合によっては複数形を使う

イタリア料理を英語で言いたい場合は、”Italian food” となるワケですが、この “food” って単語が私はまだ慣れてないので厄介。

不可算名詞は “a” や “an” とは一緒に使わないし、動詞も単数形を使うのですが、「イタリア料理と中国料理が私のお気に入りです」と言いたい場合は、

“Italian and Chinese foods are my favorite.

…と複数形になる。

この場合「イタリア料理」と「中国料理」という異なる料理を2つ指しているので複数形。

種類を聞いてるけど単数形が出てくる場合

“Do you have a favorite pet, like a dog, cat, or maybe a bird?”

「(一般的なペットとして)お気に入りのペットはいますか?(回答は1種類のみ)」と尋ねられてる。

・一般的なペットの種類を指す場合は単数形を使う

・「犬という動物全般」「猫という動物全般」「鳥という動物全般」として尋ねてるのではなく、「1匹の犬」「一匹の猫」「一羽の鳥」という感じに近い。

答え方として、「犬が好きです」と言いたい場合は、

・”I like dogs.” 犬全般が好きです(回答としてアリです)

・”I would like to have a dog.” 犬を飼いたいです。

とすると自然。

・”I like a dog.” だと、「犬一匹が好きです」というニュアンスになるので不自然。

後半の列挙が複数形だったら?

“Do you have a favorite pet, like dogs, cats, or birds?”

…と言われたら、「犬という動物全般、猫という動物全般、鳥という動物全般の中でどれが好き?」みないなニュアンスになる。こういう質問もなくはないけど、日常会話で「ペットは何が好き?」って質問だったら、「例えば~」と列挙するときは単数形の方が自然なことが多い。

cat の直前に”a” はつかないのか?

先ほどの質問で、”like a dog, cat, or a bird?” と出てましたが、『”like a dog, a cat, or a bird?” じゃねえの??』とワタシは思ったのですよ。

・”a” を全部につけても、文法的に間違いではない

英語では同じ冠詞や前置詞が複数回続く場合、最初に1回使えば後ろの名詞にも適用されるというルールがある

・強調したいときや、フォーマルな場面では “a” をそれぞれにつけることもある

追記

…と、ここ数日AI英会話アプリで習ったことをまとめてみましたが、これアップした直後にこんな動画を見つけました。

きちんと使えるに越したことはないけど、アメリカで、もしくはアメリカ人との実際の英会話の場合はそんなに気にしなくても意味は通じるみたいです。

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